pythonのライブラリを管理するpipコマンドについてまとめました。
ど忘れしてしまった時や細かい使い方がわからない場合に参考にしてみてください。
pipのバージョンと紐付いたpythonのバージョンを確認する
pipのバージョンと、pip に関連付けられているPythonのバージョンを確認するコマンドです。
pip --version
出力結果
pip 21.1.1 from /home/shining/.local/lib/python3.6/site-packages/pip (python 3.6)
pipを使ったインストール
pipを使ってライブラリをインストールするコマンドです。
pip install library-name
pip に関連付けられているPythonのバージョンを指定する場合には、こちらのコマンドを使います。
python3.6 -m pip library-name
ここではpython3.6を指定しています。
ライブラリのバージョン指定
ライブラリのバージョンを指定してインストールすることができます。
pip install library-name==1.0
このコマンドでは、library-nameライブラリのバージョン1.0をインストールしています。
pipでは指定されたパッケージをインストールするだけでなく、依存ファイルもインストールしてくれます。
pipでインストールしたライブラリの一覧を確認
今までにpipでインストールしたライブラリを一覧表示します。
pip lists
出力
Package Version
----------------------- -------------------
apturl 0.5.2
arrow 1.2.1
asn1crypto 0.24.0
attrs 21.4.0
autopep8 1.6.0
:
このようにライブラリ名とバージョンの一覧が表示されます。
インストール済みのライブラリのアップデート
インストール済みのライブラリをバージョンアップするコマンドです。
pip install --upgrade library-name
もしライブラリがインストールされていなかった場合は、通常のインストールを実行されます。
インストール済みのライブラリの格納場所を確認する
インストール済みのライブラリがどこに格納されているか確認する方法です。
こちらはコマンドラインではなく、以下のようなコードをpythonで実行してください。
import library-name
print(library-name.__file__)
library-name(任意のライブラリ)をimportして、.__file__を確認することで格納場所が分かります。
ライブラリのアンインストール
pipを使ってライブラリをアンインストールするコマンドです。
pip uninstall library-name
まとめ
よく使うpipコマンドをまとめました。
pythonで開発する際にはこれらのコマンドさえ知っていれば十分なものになっています。
pipコマンドの仕組みなど詳細まで知りたい場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
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