【Ubuntu】デフォルトで起動するpythonのバージョンを変更する

この記事を読んで分かること

pythonをインストールする

aptコマンドを使って、好きなバージョンのpythonをインストールします。

古いバージョンのpythonが既にインストールしてあったとしても、アップデートはできません。

そのため、使いたいバージョンのpythonをインストールする必要があります。

まず、aptを最新化しておきましょう

apt update
add-apt-repository ppa:deadsnakes/ppa

使用したいpythonをインストールします。

apt install python3.11

AlternativesでPythonのバージョンを管理して、pythonコマンドで起動するバージョンを指定します。

今回はデフォルトでpython3.6が起動するようになっているので、python3.11にしていきます。

update-alternativesが存在することを確認していきます。

which update-alternatives

/usr/bin/update-alternatives

update-alternativesにどんな設定されているか確認します。

update-alternatives --config python

update-alternatives: error: no alternatives for python

この例では update-alternativesにpythonが設定されていませんでした。

update-alternativesにpythonのバージョンを登録します。

pythonの場所と使いたいpythonのパスが必要になるので、調べておきましょう。

まず、pythonの場所です。

which python

/usr/local/bin/python

続いて使いたいpythonのパスです。

which python3.11

/usr/bin/python3.11

いよいよupdate-alternativesの設定をしていきましょう。

update-alternatives –install 【pythonの場所】【コマンド名】【使いたいpythonのパス】【優先順位】

のようなコマンドとなっています。

update-alternatives --install /usr/local/bin/python python /usr/bin/python3.11 1

update-alternatives: using /usr/bin/python3.11 to provide /usr/local/bin/python (python) in auto mode

優先度1として登録することができました。

これでpythonコマンドで起動するバージョンを指定は完了です。

pythonコマンドを打って起動するバージョンを確認してみます。

python

Python 3.11.0a4 (main, Jan 15 2022, 17:59:22) [GCC 7.5.0] on linux

無事Python 3.11が起動していることが確認できました。

pythonコマンドを打ったときに起動するpythonのバージョンを変更する方法を解説しました。

update-alternativesの設定をすることで簡単に変更することができました。