convertコマンドのオプション一覧
それぞれのオプションの詳細については後ほど解説していきます。
ImageMagickのインストール
コマンドラインで画像変換するためには、ImageMagickを使います。
aptでインストールするだけで準備完了です。
apt install imagemagick
画像の回転
画像の回転は-rotateオプションを使用して角度を指定します。
convert -rotate 45 input.jpg output.jpg
角度はマイナス(反時計回り)も指定できます。
convert -rotate -90 input.jpg output.jpg
画像の反転
上下反転
画像の上下反転は-flipオプションを使用します。
convert -flip input.jpg output.jpg
左右反転
画像の左右反転は-flopオプションを使用します。
convert -flop input.jpg output.jpg
画像のリサイズ
ピクセル指定
画像のリサイズは-geometryオプションを使用します。
リサイズ後の大きさをピクセル単位で指定します。
convert -geometry 200x150 input.jpg output.jpg
この方法はアスペクト比を固定した変換となります。
元画像のサイズは1920×1280で、変換後のサイズは200×133となりました。
画像サイズが小さくなる方にピクセル数を合わせる仕様です。
パーセント指定
-geometryオプションでは、パーセント単位での指定も可能です。
convert -geometry 50%x50% input.jpg output.jpg
アスペクト比を無視する
-geometryオプションでアスペクト比を無視するには、!を使用します。
convert -geometry 200x100! input.jpg output.jpg
画像のフォーマット変更(jpeg⇔png)
画像のフォーマット変換にはオプションは必要ありません。
jpg→png
jpgからpngへの変換はそのまま入出力のファイル名を指定すればできます。
convert input.jpg output.png
png→jpg
pngからjpgへの変換は-qualityオプションで圧縮率を指定することができます。
convert input.png -quality 100 output.jpg
convert input.png -quality 10 output.jpg
画像に余白を作る
-borderオプションで画像に余白を作ることができます。
-borderオプションで余白の幅を指定し、-bordercolorで余白の色を指定します。
convert -border 100x100 -bordercolor black input.jpg output.jpg
まとめ
Ubuntuのコマンドラインで画像編集をする方法を紹介しました。
imagemagickを使うと、簡単に画像を操作することができます。
コマンドラインなのでshellで反復作業も行うことができて汎用性の高い方法なので、覚えておくと便利です。
参考文献
convertでコマンドでサクッと画像編集 – MY ROBOTICS
とらりもん - Imagemagick
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