【virtualenv】pythonの仮想環境の作り方

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virtualenvの使い方AIを作ってみる
この記事を読んで分かること
  • virtualenvを使ったpythonの仮想環境の作り方
  • virtualenvを選ぶ理由

この記事は以下の実行環境での順になります。

実行環境

  • Ubuntu18.04
  • python3

 

 

virtualenvを使ったpythonの仮想環境の作り方

とりあえずインストール~環境構築さえできれば良いという人のために、早速コマンドを載せておきます。

sudo apt install python3-pip
sudo pip3 install virtualenv
virtualenv <作成する環境名>
source <環境名>/bin/activate

 

コマンドの以下は後ほど説明します。

virtualenvを使う理由

pythonの仮想環境を構築するソフトはいくつかありますが、virtualenvをおすすめしています。

まずは仮想環境マネージャを比較してみます。

 
仮想環境マネージャ

特徴

venv
  • pythonが提供する公式の仮想環境マネージャ(標準搭載)
  • インタプリタのバージョン指定ができない
  • Debian系のlinuxでは依存関係が発生する
  • パッケージの切り替えが可能(パッケージの管理はpip)
virtualenv
  • 公式であるvenvと似たような使い勝手
  • インタプリタとパッケージの切り替えが可能
  • パッケージの管理はpip
  • 環境内にインタプリタ本体が入るため重い
conda
  • インタプリタとパッケージの切り替えが可能
  • どのOSでも利用可能で使い方が同じ
  • ライブラリの数がpipよりも少ない
  • 容量が大きい(パッケージ管理と環境管理の両方を行うため)

 

私は以下の理由から消去法でvirtualenvを選択しています。

venvの場合

  • インタプリタのバージョン指定ができない
  • Debian系のlinuxでは依存関係が発生する

condaの場合

  • ライブラリの数がpipよりも少ない

virtualenvを使ったpythonの仮想環境の作り方(解説)

pipのインストール

virtualenvをインストールするためにpipをインストールします。

sudo apt install python3-pip

Virtualenv のインストール

pip3コマンドを使ってvirtualenvをインストールします。

sudo pip3 install virtualenv

仮想環境の構築

virtualenvのコマンドを使って仮想環境を構築します。

virtualenv testenv

※「testenv」は作成したい環境名です 。

コマンドを実行すると環境名のディレクトリが作成されます。

Virtualenv 仮想環境の有効化

作成した仮想環境の中に入ります。

source testenv/bin/activate

※「testenv」は作成した環境名です。

環境内に入っているとコマンドラインの頭に

(testenv)

が表示され、独立した環境に入っていることが分かります。

【参考】Virtualenv 仮想環境から出る

仮想環境から出るには、

deactivate

コマンドを使用します。

コマンドラインの頭の

(testenv)

がなくなっていれば正常に抜けられています。

まとめ

virtualenvを使ったpythonの仮想環境の作り方を紹介しました。

他の仮想環境マネージャと比較してバランスの良いvirtualenvをおすすめしました。

pythonはバージョンの依存関係が多いので、仮想環境を使ってみて下さい。

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