UbuntuのOSをインストールした直後の設定のままでは、その端末にssh接続できません。
ssh接続を許可する設定方法を紹介します。
動作確認はUbuntu18.04で実施しています。
クライアント側の準備
秘密鍵の作成
クライアントPCで秘密鍵の作成を事前に行っておく必要があります。
ここでは、Ed25519の鍵を作成します。
(Windows10以降ではデフォルトで「ssh-keygen.exe」が利用できるので、コマンドプロンプトで秘密鍵の作成ができます。)
ssh-keygen -t ed25519
※Ubuntu22では、SSH接続にRSA/SHA1の鍵がデフォルトで使えないので、強い暗号(Ed25519)で作成する必要があります。
サーバ側の設定
SSH接続を許可する方法
まずは、sshdをインストールします。
インストールは管理者権限で行います。
apt install ssh
必要なソフトのインストールはできたので、接続許可設定を追加します。
設定はsshd_configで行います。
こちらも管理者権限となります。
vi /etc/ssh/sshd_config
sshdのコンフィグファイルに「PermitRootLogin no」を追加します。
以上でssh接続ができるようになりました。
クライアントから接続できるか試してみてください。
設定をしてもSSH接続できない場合
上記の設定をしてもssh接続ができない場合は、sshdが起動していない可能性があります。
以下のコマンドでsshdを起動させてから、接続してみてください。
/usr/sbin/sshd
公開鍵の登録方法
サーバ側にクライアントの公開鍵を登録する手順を紹介します。
公開鍵は、サーバの~/.ssh/authorized_keysファイルに保存します。
cd ~/.ssh
cat id_rsa.pub >> authorized_keys
chmod 600 authorized_keys
これでサーバ側の設定は終わりです。
まとめ
Ubuntuサーバssh接続を許可する設定方法を紹介しました。
sshdをインストールして、コンフィグを変更するだけで接続できるようになるかと思います。
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