【合格体験記】統計学初心者が統計検定2級合格までに勉強したこと

スポンサーリンク
【合格体験記】統計検定2級合格までに勉強したことAIを学ぶ
この記事を読んで分かること
  • 統計検定2級の合格までにやったこと

 

2022年4月統計検定2級に合格したので、合格体験記を書きました。

筆者のバックグラウンド
  • 理系大学院修士卒
  • 統計学の知識は皆無(分散とは?正規分布とは?という知識レベル)
  • 確率の問題は解ける(高校数学は理解している)
  • 勉強開始時の過去問正解率は37%

統計学の知識がない状態から3ヶ月(総勉強時間90時間)程度の勉強が必要でした。

これから受験する人にとって少しでも役に立てば嬉しいです。

 

試験までにやったこと

試験までにやったことは、以下の3つです。

試験までにやったこと
  • 統計WEBの記事を読む
  • 問題集(過去問)を解く
  • 統計学の書籍を読む

 

はじめはネット上の情報を鵜呑みにして、統計WEBと過去問を解くことの繰り返していました。

事前知識の少なかったからか、統計WEBと過去問だけでは理解できない部分が多かったので、他の書籍も使って勉強しました。

もっと早く他の書籍も読み始めれば、もう少しスムーズに合格できたかなと思いました。

 

統計WEBの記事を読む

統計WEBの記事を一通り読みました。

Step0. 初級編 ~ Step2. 中級編 の記事で統計検定2級の範囲はすべて網羅されていました。

このサイトはとにかく解説がわかりやすいです。

統計学を初めて勉強しましたが、初心者向けに記事が書かれているため、最初に勉強する教材として非常に良かったと思います。

 

統計WEBでは重要なことがしれっと書いてあったりするので、しっかり読み込む必要のあるサイトでした。

逆にいうと無駄な部分は殆どありません。

 

ただ、平均・分散・比率の推定などを横通しで勉強したりはできないので、全体の把握には他の書籍を使ったほうが良いかと思います。

このサイトだけだと木を見て森を見ずといった状況になりかねないと感じました。

 

問題集(過去問)を解く

過去問を使ってアウトプットしていきました。

他に演習用の問題集で評判が良いものが見つからなかったので、解いた問題集は過去問だけです。

年々問題が難しくなっている印象があるので、昔の問題から解くことをおすすめします。

私は2016~2021年度を繰り返しときましたが、もっと昔の問題を解いた方が勉強になったと思います。

毎年数問は難解な問題が出ているため、まずは3年分を100%の理解度にするより、10年分を80%解けるようになるモチベーションで勉強したほうが良いです。

また、公式の解説があっさりしすぎている問題もあるので、統計WEBの過去問解説と組み合わせると進めやすいです。

 

統計学の書籍を読む

統計WEBと過去問だけでは限界を感じたので、統計学の書籍も読んでいきました。

他にも書籍を読んだのですが、特に役に立ったものだけ載せています。

 
役に立ったコンテンツ
Youtube
(ヨビノリ)

オススメ度
5.0

 

書籍ではありませんが、ヨビノリさんの動画で勉強しました。

統計学の本質的な部分まで解説しているので、なんでこんなことをするのかというWhyの部分の理解ができます。

統計学の知識を俯瞰的に見られるので、この動画のお陰で頭の中が整理できました。

無料で見られるのでとてもオススメです。

統計学図鑑

オススメ度
3.0

統計学について図解で解説している書籍です。

印象的なイラストが使われているので、記憶に残りやすかったです。

個人的にこのイラストが好きで、歪度の問題を間違えなくなりました。

統計学図鑑の印象に残ったページ

厳密な定義の解説というよりは、ざっくり全体を把握するために使えます。

統計検定2級の範囲外も含まれるため、全部読む必要はありません。

統計検定2級合格のツボ

オススメ度
4.0

試験によく出る問題を抜粋して解説している本です。

はじめに基礎知識を解説したあと、演習として解説された分野の過去問を解いていくスタイルの書籍です。

学校の教科書のように、単元ごとに基礎知識の解説→演習問題といった進め方ができるので勉強しやすいです。

例えば、母平均の推定は〇〇年の問○と××年の問×といったように分類してくれているので非常にありがたかったです。

試験の直前に見つけたのであまり読み込めなかったのですが、もっと早く知りたかった本です。

 

最初は統計WEBの読み込みだけで勉強しようとしていたのですが、もっと早くいろいろな本を読んだほうが良かったと思っています。

公式テキストは評判があまり良くなかったので読んでいません。

 

効果的だった勉強

過去問を解くことが一番試験に役に立ったと思います。

統計検定2級では、手を動かして問題を解き慣れていることが非常に重要だと感じました。

1問あたり3分程度で計算をしなければいけないので、手が止まると時間が足りなくなってしまいます。

感覚としては大学入学共通テストに少し似ています。

 

過去問を解くときもしっかり時間を測って、少し余裕を持って終わるように訓練しておくと本番で焦らずに済みます。

 

もっとやっておけばよかったこと

試験を受けた後に特に後悔したのは、もっと古い過去問もやっておけばよかったことです。

 

古い過去問を解いたほうが良い理由
  • 古い過去問の方が基礎に沿った良問が多い
  • 2,3年分だけだと試験範囲が網羅されていない

 

私は直近の3年分(2018~2021年)の過去問を5周したのですが、勉強の効果は薄かったと思います。

10年分を2周する方がはるかに勉強になります。

直近数年分の過去問は書店で購入できますが、古い過去問はAmazonのみでの販売となります。

 

統計検定2級合格までのスケジュール

実際にどんな日程で勉強していったか紹介します。

総勉強時間は90時間くらいで、平均すると1日2時間程度勉強しました。

勉強方法が手探りだったので、もう少し勉強時間が少なくても合格はできると思います。

 

1~2日目:とりあえず過去問を解いてみる

まずは自分の実力を知るために最新の過去問を解きました。

もちろんこのときには合格点とは程遠い結果です。

ちなみに2021年の過去問を解いて正解率37.1%でした…

問題文の意味も理解できなかったので、最初に解く必要はないかもしれません。

とりあえず焦りは生まれました。

 

3~30日目:統計WEBを熟読

統計学の知識がまったくなかったので、統計WEBの記事を一通り読みました。

記事を読んで、練習問題を解いていきました。

 

 

 

このときに統計学の最低限の知識が身につきました。

 

31~56日目:過去問を解きつつ書籍で勉強

1日目に解いた過去問に再挑戦しましたが、あまり得点は変わっていませんでした。

 

問題を解き慣れていなかったので、ひたすら過去問で演習をしていきました。

分からない部分は統計WEBや他の書籍を使って知識の補完も並行して行っています。

 

57日目:統計検定2級を受験するが不合格

統計検定2級を受験しましたが、54%で不合格でした。

この時点での勉強時間は65時間です。

 

統計検定2級_不合格

 

敗因は、問題を解き慣れていなかったことだと思います。

試験時間内に問題の7割くらいしか解けず、残りは適当に選択していました。

過去問を解くときに時間を意識していなかったので、次の日から70分以内に過去問を解けるように訓練していきました。

 

58日目以降:時間を制限して過去問を解きつつ書籍で勉強

若干モチベが下がっていましたが、古い過去問も解き始めました。

時間を制限した効果もあり、時間内には問題を解き切ることはできるようになりました。

ただ、全ての過去問の理解度は100%にはならず、大体80%~95%くらいの正答率の実力で試験を受けました。

 

試験を受けた感想

統計検定2級難しいと感じました。

ネット上の評判を参考にすると簡単に合格できるように見えるのですが、実際はかなり苦戦しました。

1ヶ月で合格などの記事が複数あるのですが、相当頭の良い人出ないと再現性はないかと思います。

私みたいな凡人では3ヶ月かけてもギリギリでしたので、自分のペースでやることが大切です。

 

最終的に合格はできましたが、正解率は67%だったのでまだまだ知識は身についてないと感じています。

統計検定2級_合格

 

まとめ

統計検定2級の合格までにやった勉強を紹介しました。

やったことは、以下の3つです。

試験までにやったこと
  • 統計WEBの記事を読む
  • 問題集(過去問)を解く
  • 統計学の書籍を読む

 

統計学は日常での応用範囲も広いので、ぜひ勉強してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました