リスト型
リスト型では、好きな順番でオブジェクトを保存することができます。
リスト型はミュータブル(変更可能)なので、要素の追加や削除、入れ替えを行うことができます。
リスト型の作り方
新しくリストを作る方法にはlist関数を使います。
animal_list = list()
print(animal_list)
出力
[]
角かっこを使うと、中に要素が入っている状態のリストを作れます。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
print(animal_list)
出力
['dog', 'cat', 'rabbit']
要素の取り出し
リスト型の要素を取り出すにはインデックスを指定します。
最初の要素のインデックスは0になります。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
print(animal_list[0])
出力
dog
要素の追加
要素の追加にはappendメソッドを使います。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
animal_list.append("fox")
print(animal_list)
出力
['dog', 'cat', 'rabbit', 'fox']
要素の削除
特定の要素の削除にはremoveメソッドを使います。
指定した要素を検索して、最初の要素が削除されます。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
animal_list.remove("dog")
print(animal_list)
出力
['cat', 'rabbit']
指定した位置の要素の削除にはpopメソッドを使います。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
animal_list.pop(0)
print(animal_list)
出力
['cat', 'rabbit']
範囲指定して削除するにはdelメソッドを使います。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
del animal_list[1:]
print(animal_list)
出力
['dog']
全ての要素の削除にはclearメソッドを使います。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"]
animal_list.clear()
print(animal_list)
出力
[]
要素の確認
ある要素がリストに含まれているかどうかを確認するにはin演算子を使います。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"] "dog" in animal_list
出力
True
リストのサイズを確認
リストの要素数はlen関数を使い確認できます。
animal_list = ["dog", "cat", "rabbit"] print(len(animal_list))
出力
3
タプル型
タプル型では、好きな順番でオブジェクトを保存することができます。
タプル型はイミュータブル(変更不可能)で、一度作ったら要素の変更ができません。
タプル型の作り方
新しくタプルを作る方法にはtuple関数を使います。
animal_tuple = tuple()
print(animal_tuple)
出力
()
丸かっこを使うと、中に要素が入っている状態のタプルを作れます。
animal_tuple = ("dog", "cat", "rabbit")
print(animal_tuple)
出力
('dog', 'cat', 'rabbit')
要素が1つの場合には要素の最後にカンマを付けないとタプルだと認識されないので注意が必要です。
animal_tuple = ("dog", )
要素の取り出し
タプル型の要素を取り出すにはインデックスを指定します。
最初の要素のインデックスは0になります。
animal_tuple = ("dog", "cat", "rabbit")
print(animal_tuple[0])
出力
dog
要素の確認
ある要素がタプルに含まれているかどうかを確認するにはin演算子を使います。
animal_tuple = ("dog", "cat", "rabbit") "dog" in animal_tuple
出力
True
タプルのサイズを確認
タプルの要素数はlen関数で確認することができます。
animal_tuple = ("dog", "cat", "rabbit") print(len(animal_tuple))
出力
3
辞書型
辞書型では、2つのオブジェクトを関連づけて保存することができます。
片方のオブジェクトを格納時のキーに使い、もう一つのオブジェクトをバリューとしてキーにマッピングします。
リストやタプルと違い、辞書型ではオブジェクトの順番は指定できません。
辞書型のキーはイミュータブル(変更不可能)で、バリューはミュータブル(変更可能)です。
辞書型の作り方
新しく辞書を作る方法はdict関数を使います。
animal_dict = dict()
print(animal_dict)
出力
{}
波かっこを使うと、中に要素が入っている状態の辞書を作れます。
animal_dict = {"dog":"いぬ", "cat":"ねこ", "rabbit":"うさぎ"}
print(animal_dict)
出力
{'dog': 'いぬ', 'cat': 'ねこ', 'rabbit': 'うさぎ'}
辞書型の要素の取り出し
辞書型の要素を取り出すにはキーを指定します。
animal_dict = {"dog":"いぬ", "cat":"ねこ", "rabbit":"うさぎ"}
print(animal_dict["dog"])
出力
いぬ
辞書型の要素の追加
辞書型の要素の追加は、キーバリューペアを直接追加します。
animal_dict = {"dog":"いぬ", "cat":"ねこ", "rabbit":"うさぎ"}
animal_dict["fox"] = "きつね"
print(animal_dict)
出力
{'dog': 'いぬ', 'cat': 'ねこ', 'rabbit': 'うさぎ', 'fox': 'きつね'}
辞書型の要素の削除
特定の要素を削除するにはdelメソッドを使います。
animal_dict = {"dog":"いぬ", "cat":"ねこ", "rabbit":"うさぎ"}
del animal_dict["dog"]
print(animal_dict)
出力
{'cat': 'ねこ', 'rabbit': 'うさぎ'}
辞書型の要素の確認
キーが辞書に含まれているかどうかを確認するにはin演算子を使います。
in演算子ではバリューを検索することはできません。
animal_dict = {"dog":"いぬ", "cat":"ねこ", "rabbit":"うさぎ"} "dog" in animal_dict
出力
True
バリューを検索するには以下のようなプログラムを作成する必要があります。
animal_dict = {"dog":"いぬ", "cat":"ねこ", "rabbit":"うさぎ"} search_value = [key for key, value in animal_dict.items() if value == "いぬ"] print(search_value)
出力
['dog']
まとめ
pythonのコンテナデータ型の代表的なもの3つ(リスト型、タプル型、辞書型)を紹介しました。
参考文献
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