- G検定合格までにやったこと
2020年#3でG検定に合格したので、合格体験記を書きました。
主にやったことは、以下の4つです。
- 公式テキストを読む
- 問題集を解く
- 無料の模試を受ける
- 苦手な内容をノートにまとめる
どのようにすすめていったか、詳細に紹介していきます。
1日目:公式テキストで知識をインプット
まずは書籍で最低限の知識をインプットしました。
公式テキストが日本ディープラーニング協会から発売されています。
344ページの書籍で、読み終わるのにおおよそ4時間程度かかりました。
目次の構成が非常に良く、人工知能についてきれいにまとめられている良書だと思いました。
もっと詳しく知りたい方は、こちらに書評を載せているので読んでみてください。
2~13日目:黒本で問題演習
2日目からは、問題集(通称黒本)を使って実際に問題を解いていきました。
難易度は易しめで、公式テキストの内容に沿って出題されています。
1日目に公式テキストを読んだ成果が確認できたので、順番的にも良かったと思います。
問題集は4周繰り返しました。
正解率も解くスピードも日に日に上がっていくのでモチベーションの維持にも繋がりました。
【G検定勉強】2日目
「徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集」(黒本)を解きました。■正解率
第1章(歴史と動向)77.8%
第2章(機械学習の基礎)87.1%
第3章(具体的手法)83.3%
第4章(基礎数学)77.3%実務を経験していても知らないことがちらほらありました。#G検定 #AIエンジニア
— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) September 21, 2020
【G検定勉強】3日目
「徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集」(黒本)を解きました。■正解率
第5章(ディープラーニング概要)90.0%
第6章(ディープラーニング手法)87.5%
第7章(研究分野と応用)82.4%研究分野は黒本だけでなく最新の情報までピックアップする必要がありそうです。
— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) September 22, 2020
【G検定勉強】4日目
「徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集」(黒本)を解きました。■正解率
第8章(総仕上げ問題)81.4%
回答時間1:07:25人名を答える問題と、最新の研究分野が苦手でした。
あと2周くらい問題集を解いてみます。— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) September 23, 2020
14~31日目:G検定問題集で演習
黒本の内容はだいぶ身についたので、別の問題集で演習をしていきました。
こちらの問題集も4周繰り返しています。
こちらの書籍は問題集というよりも、教科書を虫食いにしたような内容でした。
なので、問題文が長く質問と関係のない記述が多く解き辛いですが、問題文を熟読するだけでも勉強になります。
【G検定勉強】14日目
「ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第1章(人工知能とは)92.3%
第2章(人工知能の変遷と問題)81.5%木構造のアルゴリズムを深く聞かれたのは初めてなので勉強になりました。#G検定
— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 3, 2020
【G検定勉強】15日目
「最短突破 ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第3章(機械学習の具体的手法)75.3%統計の質問が多いように感じました。
公式テキストの範囲外も出るのかわからないので、学習内容がずれてないか心配になります。#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 4, 2020
【G検定勉強】16日目
「最短突破 ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第4章(ディープラーニング概要)87.0%質問の意図が分かりづらい問題がありました。
オートエンコーダやGPUについて細かく説明されていたので、理解が深まりました。#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 5, 2020
【G検定勉強】17日目
「最短突破 ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第5章(ディープラーニング手法)74.2%強化学習について詳しく書いてある書籍は珍しいと思いました。
ただ、文章が推敲されてなく読みづらいので、この本はサクッと終わらせて次にいきます。— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 7, 2020
【G検定勉強】18日目
「最短突破 ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第6章(AI技術の応用に向けて)65.6%新しい情報を全然キャッチアップできていないと感じました。
この章は良問が多かった気がします。
6章だけでもこの本を買った価値があったかもしれません。#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 8, 2020
【G検定勉強】19日目
「最短突破 ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第7章(AI技術の応用に向けて)60.0%選択肢が一意に決まらない問題があると感じました。
法令に関するものは日本語が難しいですね…#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 9, 2020
32~38日目:G検定問題集で演習
試験が近くなってきたので自信をつける方針で最後の仕上げをしていきました。
新しいことは学ばずに今まで解いてきた問題集をもう1回ずつ復習しました。
【G検定勉強】38日目
「徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集」(黒本)の4周目です。■正解率
第5章(ディープラーニング概要)96.7%
第6章(ディープラーニング手法)100.0%
第7章(研究分野と応用)94.1%違う問題集をやってましたが、この問題集の理解も深まっていました#G検定
— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) November 6, 2020
何度も解いた問題集なので徐々に正解率も高くなりました。
適宜:無料の模試を解いてみる
無料の模試を受けられるサイトがいくつかあったので、気分転換も兼ねて受験しました。
ただ、問題があまり洗練されていなかったり、解説が少なかったりしたので、絶対やっておくべきというわけではないです。
【G検定勉強】20日目
Study-AIのG検定模擬試験が無料だったのでやってみました。https://t.co/8DJItEqibE■正解率
180問/240問 75.0%
1:29:30画像生成の問題が意外と多かったです。#G検定 https://t.co/MyJzNRO0bn
— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 13, 2020
適宜:苦手な分野の知識を整理
問題集を繰り返していると何度も間違えてしまう苦手分野が分かってくるので、ノートにまとめて知識を整理も行いました。
時には実装してみて理解を深めていきました。
自然言語処理の手順が覚えられなかったときには、実際に自分で分析してみて勉強していきました。
【G検定勉強】19日目
「最短突破 ディープラーニングG検定 問題集」の1周目です。■正解率
第7章(AI技術の応用に向けて)60.0%選択肢が一意に決まらない問題があると感じました。
法令に関するものは日本語が難しいですね…#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 9, 2020
【G検定勉強】13日目
自然言語処理の知識が不足していたので、簡単な実装をして勉強しました。まずは MeCabを使って形態素分析。
最初にあったのは夢と根拠のない自信だけ
[‘最初’, ‘に’, ‘あっ’, ‘た’, ‘の’, ‘は’, ‘夢’, ‘と’, ‘根拠’, ‘の’, ‘ない’, ‘自信’, ‘だけ’]#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) October 2, 2020
勉強が足りなかったと感じた分野
本番の試験(2020#3)を受けたときに勉強できていなかったのは、営業秘密などの情報保護に関することでした。
【G検定】
試験を受験しました。セグメンテーションと営業秘密の話が多く問われた印象でした。
AI業界のトレンドなのでしょうか。個人的にはセグメンテーションは面白いと思えないんですよね。
課題解決のために実システムに取り入れるのは、物体検出で十分かなと感じています。#G検定— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) November 7, 2020
G検定はエンジニアリングというよりも、ビジネス活用を目的とした知識を求められるので最低限の法律は知っておくべきでした。
試験中にすぐに調べてわかることではなかったので、事前にある程度理解しておくべきだと思います。
試験を受けた感想
G検定の難易度は易しめだと感じました。
他の情報系の資格(IPAの基本情報技術者試験)と同等くらいだと個人的には思っています。
人工知能に関する専門的な知識は必要なく、全く知らない人に対して説明できるだけの能力があれば十分でした。
最新の論文のキャッチアップは必要なく、せいぜい2年前の情報までしか問われません。
ど忘れしても調べることができる環境なので、慌てたりすることなく精神的に余裕のある試験です。
【G検定】
試験を受験しました。基礎的な概念だけでなく、モデルの詳細な構造まで問われ、問題ごとに難易度の差が大きかったと感じました。
新しめの情報でも2017年位だと感じたので、最新論文はキャッチアップ不要です。4択問題191問に対して2時間あるので、焦ることなく解けました。#G検定
— shining(AIエンジニア) (@shining25436390) November 7, 2020
まとめ
G検定の合格までにやった勉強を紹介しました。
やったことは、以下の4つです。
- 公式テキストを読む
- 問題集を解く
- 無料の模試を受ける
- 苦手な内容をノートにまとめる
専門的な知識もそこまで要求されるわけではないので、気軽に受験してみてください。
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